« 2010年1月 | メイン | 2010年3月 »

2010年2月

2010年2月24日 (水)

『春だろうか』

 神保町で芝居の稽古をしている。

 先日、『咆号』という自分が脚本を書いた芝居が終わった。

沢山の方々に観ていただく事が出来て良かった。

応援の言葉も多数いただき嬉しかった。

落ち度を探せば切りが無いような本だったが、少しでも楽しんでいただけたら嬉しい。

 そして、今日は来週に公演する、『少年X』の稽古だ。

稽古場は温度が高いので、冷たいコーヒーが飲みたくなった。

合間を見つけてジャンバーも羽織らず外に出た。

ある程度の寒さを覚悟していたのだが、意外にも外は寒くなかった。

身に覚えのある懐かしい春の匂いだ。

僕は嬉しくなった。

一気に疲れが消滅するような心地良さを感じた。

春がすぐ側まで来ているのだ。

自動販売機に小銭を入れコーヒーを買って、稽古場に戻った。


そして気付いた。

ホット買ってもうてるやん。

稽古場が熱いから、冷たいコーヒー買いに行ったのに。

ホット買ってもうてるやん。

ほんまは外寒いと思ってたってことやん。

まだ春来てないんやん。

無理やりに色々と良い感じにしたがる癖がある。

稽古場でホットコーヒーは飲む気がしないから、しばらく冷ますことにして、この文章を書いている。

だいぶ冷めただろうか?

もう一度、缶コーヒーに触れてみた。

まだ赤ちゃんくらい温かい。

まるで、春のようだ。

言うてる側から、又良い感じにしようとしてしまった。

2010年2月20日 (土)

『ペペロンチーノ』

 ペペロンチーノを食べた。

ペペロンチーノという名前が好きだ。

『ぺ』が連続で並ぶというのが良い。

ペペロンチーノの、『ロ』がもしも穴埋め問題だとしたら、僕は迷わずそこに『ぺ』を放り込むだろう。

すると、『ぺぺぺンチーノ』になる。

そうなってみると、『ぺ』の本来持つ魅力が損なわれてしまったような気がする。

素晴らしい能力を持つ典型的なFWが三人いるが、3トップにすると中盤が薄くなって前線にパスが通らない。
しかし、試合に出さないのも、もったいないので、一人は中盤で使ってみた所、全体のバランスが大きく崩れてしまい機能しなくなったサッカーチームのようだ。

だから、『ペペロンチーノ』はそのままで良いのかもしれない。

 ところで、僕はいつも困ってしまうのだが、ペペロンチーノに入っている炒めたガーリックスライスは全部食べても良いのだろうか。

それとも少量残すのだろうか。

僕は、フォークを使うのが苦手なので、上手くガーリックスライスを麺に絡めることが出来ず、大多数が最後まで残ってしまう。

だから、ガーリックスライスを残さずに食べようと思うと、終盤にガーリックスライスだけを食べなくてはならない。

逆に、ガーリックスライスは味付けだけのもので意識的に全部食べるようなものではないと店員さんが思っていたとするなら、全部食べてしまっては具合が悪い。

皿をさげる店員さんに、『こいつ、ガーリックスライス全部食うてる』と思われ、お店で「ガーリックスライス」というニックネームが付いてしまうからだ。

 そのようなニックネームが一旦定着してしまうと、そのイメージを払拭することは簡単ではない。

 僕がペペロンチーノを注文する度に厨房は、『ガーリックスライス来た〜!』と盛り上がり、僕のペペロンチーノにだけ多めにガーリックスライスを入れてくるだろう。

それが幾度も繰り返された頃、恐らく僕は大きな皿に山盛りとなったガーリックスライスだけをフォークに突き刺し口に運んでいるだろう。

時間が空いたら、『おうどんとパスタの正しい食べ方』という類いの本を探しに行こう。

目次に、『パスタの食べ方に正解などない』という項目があったら、僕は迷わずそのページを開くだろう。

2010年2月15日 (月)

『ラ・ゴリスターズのDVD』

 ラ・ゴリスターズとは、ハイキングウォーキング、平成ノブシコブシ、イシバシハザマ、そして僕達ピースの4組で数年前に結成した中年ユニットです。

 メンバーは、みんな若くないので深夜稽古を終えて迎えた朝などは誰もが満身創痍で哀しくなるほどです。

 そんな我々がボロボロの深夜稽古を経て、公演した二つのライブをおさめたDVDが発売されました。

 皆様にも是非観ていただきたいです。

 あと何年かして、『ラ・ゴリスターズ』という横文字に違和感が出始めましたら、ユニット名を、『満身創痍のゴリラ達』に変更したいと思います。

●第一回【満身創痍のゴリラ達】LIVE 
『迷子だと思い助けてやったジジイに突然撃たれた、猟師か?』

そして、このようなタイトルのライブを開催したいと思います。

 そのような面倒臭いタイトルのライブは皆さん観る気がしないでしょう。僕も嫌です。

 ですから、我々がまだ、『ラ・ゴリスターズ』というユニット名で活動している時期の記録を、今回のDVDで是非御確認下さい。

 パッケージのメンバーの絵も凄く面白いです。

 去年、出版した自由律俳句集『カキフライが無いなら来なかった』の中にこのような句があります。

似顔絵を見ると嫌われていたことが解る

2010年2月10日 (水)

『読書』

『読書』
 バッドボーイズの清人さんが書いた、『ダブル★ピース』という小説を読んだ。

凄く面白かった。

 この本には、僕が尊敬する清人さんが、そのまま書かれていた。

面白くて何度も笑ったけど、面白い本なのだけれど、清人さんの真直ぐな優しさが伝わってきて何度も泣きそうになった。

人前で涙を流すのはみっともないので、電車や喫茶店で仕方なく本を閉じたりもした。

沢山買って、友達にプレゼントしようと思う。

この本を読んで、もっと人に優しくしようと思った。

優しくしても何も変わらんけど、それでも良いわと思わせてくれた。

やっぱり清人さんは面白くて不思議な人だ。

そして、これは素晴らしい本だ。

喫茶店の向かいの席に座っている女性達が、涙を拭きながらページをめくる僕を見てヒソヒソと言葉を交わしている。

恐らく、『きもい』などと言われているのだろう。

もしくは、『「タッチ」の、あの巻を読んでいるんじゃない?』、『いや「シュート」の、あの巻じゃないかしら』と噂されてるのかも知れない。

しかし、今夜は一向に構わない。

この本を読めたから僕は幸せだ。

僕が、こんなことを言うと、いつも清人さんは、『まったん何言うとると?重いよ』と怒ってくれる。

清人さんと話していると、優し過ぎて泣きそうになる時があるのだが、この本はそんな清人さんにそっくりで、やっぱり素晴らしい。

2010年2月 4日 (木)

『新宿を歩いていた』

 新宿を歩いていると、中年の男性二人が酔っ払っているのか千鳥足で歩いていた。

二人は不規則なリズムとステップで歩くので大変追い越しにくい。

だからといって、二人の後ろを歩くのは恐ろしい程ストレスがたまる。

次に曲がれる道があれば、曲がってしまおうと思いながら、しばらくの間二人の変則的な後ろ姿を眺めていたのだが、唐突に二人が立ち止まり、ガラス張りのカラオケ屋に手を振りながら、『へ〜い!ジェニファ〜!』と叫び出した。

『なに外国人見てテンション上がって声かけてもうてんねん、小学生か』
などと思いながら、ふとカラオケ屋の中を見ると、金髪ではあるが、どこからどう見ても若い日本人女性達が、窓の外の僕を含めた中年男性三人を睨みながら、『見てんじゃね〜よ』と大変怒っていた。

とんだ災難だ。

AGE AGE LIVE
お笑いバトルDVD

2010年3月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

よしもと見ホーダイ